2009年11月26日

シチズンシップ「市民性」教育のシンポジウムについて

 2008年9月14日 和歌山市の県民文化会館において、わかやま市民自治ネットワーク主催でシンポジウム『シチズンシップ教育について語り合う~未成年者の意見を社会へ~』を開催しました。

 基調講演

 山口裕市県教育長を招いての基調講演を行いました。そのなかで、和歌山県として、「市民性」を高めないと企業誘致にも支障をきたすということで知事からの発案で教育委員会が取り組むようになったことや、粉河高校の校長時代に取り組んだ、学校と生徒と保護者が対等の関係によって学校運営していく「三者協議会」や学校と地域の地域教育コミュニティー「KOKO塾」の経験から、コミュニティーから地域へのコミュニケーションが生まれ、学校や地域に所属意識や連帯感を持てるようになると講演されました。
 また、「市民性教育」というコンテンツに、環境や人権などを加味させ、子供たちに対して責任を持たせ、公共政策に積極的に関わる人を「良き市民」としてとらえ、「良き市民」として育っていくことが将来、リーダーとなって地域に貢献していく人材である、と講演されました。
また、人間としての尊重が誇りになり、その誇りが責任となって自立していくように子たちたちと接していくように学校の先生方にお願いしました。

(山口教育長による基調講演の様子)
 
 パネルディスカッション
基調講演に引き続いて、足立基浩和歌山大学准教授の司会進行のもと、パネルディスカッションをおこないました。パネリストは  続きを読む
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2009年11月13日

衆議院議員選挙 和歌山2区公開討論会 2009

 岩出市の岩出市総合保健福祉センター(あいあいセンター)にて、和歌山2区の立候補予定者による公開討論会を開催いたしました。
 衆議院議員総選挙ということで当然ながら全選挙区が同じスケジュールで選挙日程に入る中で我々自治ネットは1区とともに2区での開催も目指しました。1区と同じく日本青年会議所の呼びかけに助けられ和歌山2区にあたる社団法人伊都青年会議所、社団法人海南青年会議所、社団法人那賀青年会議所の協力のもと全立候補予定者に参加頂いての開催を実現することが出来ました。
 会場も予定していた椅子が足らなくなり、立ち見が出るほどの参加者に恵まれ、最終的には200人の参加者が来られ、急遽椅子を設置したほどでした。
 1区と同じくコーディネーターをお願いした足立基浩准教授の見事な進行もあり、政策の違いがよく解る素晴らしい会となったと思っております。
 全ての立候補予定者が揃うとやはり白熱した討論にも自然となりますし、またいっぱいの会場からの熱気にも今回の総選挙の注目度が伺い知れるものでした。そしてまたこの熱意は立候補予定者にも確実に伝わるものだと思います。また当然ながら開催する我々にもこの熱意はひしひしと伝わってくるものです。タイトなスケジュールの中での出演依頼やスケジュール調整のお願いには各陣営の皆さまにもお骨折りをいただき苦労を強いることもあったかと思います。しかし熱い市民の熱意をいただいてお願いにあがり、我々を通して立候補予定者はじめ各陣営の皆さまにもその想いを伝えることで熱意も伝播するのだと感じました。
 2区に関しましては、過去公開討論会を行ったという開催実績も1区の選挙区である和歌山市に比べると格段に少ないにも関わらず、数少ない過去の開催はインパクトというか、記憶に残りやすいものと作用したのか、市民の皆さんが参加、不参加問わずご存じであり、選挙自体が少なかったり、また、投票率が少なかったりするのですが関心度という点では決して低いものではないのかなと感じます。
 我々は、公開討論会や未成年者模擬投票などを通じて投票率のアップということも常に意識を向けてまいりました。公開討論会の企画に関しては回を重ねるごとにいろんなアプローチで出来るようになってきたと思います。今後は選挙管理委員会をはじめとする行政などとも投票率のアップなど志を同じくする部分は多いと思いますので連携し、また共同で取り組んでいければと思います。
 開催を実現させていただくにあたって関係各位には多大な協力をいただきましたことを御礼申し上げるとともに感謝しております。
 公開討論会はしかし、未来をつくる政治選択の最初の一助にすぎません。選挙が終わると同時に未来への一歩が歩まれます。歩む方向は我々市民が選んだ方向です。政治家を見失う市民ではいけませんのでしっかりと見続けて行くことが市民にとっても大事なことだと思います。

  
Posted by NPO法人わかやま市民自治ネットワーク at 15:15Comments(0)公開討論会・合同個人演説会

2009年11月13日

衆議院議員選挙 和歌山1区公開討論会 2009

 2009年8月7日(金)に、 和歌山市の和歌山県勤労福祉会館(プラザホープ)にて、和歌山1区の立候補予定者による公開討論会を開催いたしました。
 何時になく、非常に世間の関心も高いものとなった今回の総選挙。その中でも我が県の県庁所在地たる1区の公開討論会開催に向け、我々自治ネットとともに、和歌山1区と活動範囲を同じくする社団法人和歌山青年会議所(以下:和歌山JC)が協力して開催に向けて努力をしてまいりました。
 全国組織の社団法人日本青年会議所も今回の選挙では全国的に公開討論会の開催を掲げられており、自治ネットとしても強力なパートナーを得て公開討論会開催に向け動き出しました。
 誠心誠意、各立候補予定者の方にはスケジュール調整及び出演交渉をぎりぎりまで粘り強く行いましたが、残念ながら全ての立候補予定者が壇上に揃う結果を導けなかったことは残念極まる思いとともに、反省し、申し訳なく思うしだいであります。
 衆議院は解散を常に含むので、公開討論会開催は常にタイトなスケジュールとの戦いでもあります。今回は選挙期間までが長かったとはいえ、やはりこのスケジュールに悩むこととなったのも事実です。タイトなスケジュールでの開催告知の弱さも我々は常に抱えており、今回は和歌山JCさんとの共催ということで何時にも増しての開催告知を重点的に行いましたが、全ての立候補予定者が揃えられなかったこともあって、当日は100人の来場者が来られたものの会場を満員に埋めるに至らなかった点に関しましても大いに反省するところです。
  しかしながら、参加していただいた各立候補予定者の皆さまからは励ましや開催への感謝の言葉をいただき、また、参加者の皆さまからは一同に会し、生で、政策やその人柄も含めて選択の一助となる機会へのお褒めの言葉を、やはり欠席者が居たことへのお叱りとともに頂きましたことは我々としても反省だけでなく励みになるものでした。
 足立基浩和歌山大学准教授の素晴らしい進行もあり、解りやすく、また回を重ねるごとにただただ質問事項に一問一答的に回答をいただくのではなく、文字通りの討論や意見の掛け合いが見られる運営が出来るようになってきたと思っております。
 今回の公開討論会は選挙自体の注目度が非常に高く、また日本JCさんの全国的な呼びかけもあり、各メディアで各地の公開討論会が取り上げられる機会も何時になく多かったように感じます。
 今後も我々はこういった機会を公開討論会に限らず告示後の合同個人演説会の開催、また選挙後も注目し関心を持ち続ける市民として場の提供という一助となれればという思いとともに、是非とも他団体や市民の皆様と共に国や街を作り上げることが出来ればと思います。
 最後になりましたが快く参加を承諾していただいた各立候補予定者の皆さま、足立基浩コーディネーター、共催をしていただきました和歌山JCさん。またお忙しい中ご参加くださった市民の皆さまへ感謝を申し上げます。

  
Posted by NPO法人わかやま市民自治ネットワーク at 15:10Comments(0)公開討論会・合同個人演説会

2009年11月08日

和歌山市長選 公開討論会2006

 2006年7月15日(土)に、ビック愛 大ホールにて、和歌山市長選の立候補予定者による公開討論会を実施し、350人の来場者がこられました。

 出演 宇治田栄蔵氏
大橋建一氏
永長敏昭氏
山路由紀氏
山下大輔氏
(50音順)



 なお、この模様はテレビ和歌山・和歌山放送ラジオで後日放送されました。
 また、下記の報道機関・団体より後援をいただきました。

株式会社和歌山新報社
ニュース和歌山株式会社
株式会社和歌山リビング新聞社
株式会社和歌山放送
株式会社テレビ和歌山
リンカーンフォーラム
NPO法人ライツ
(順不同)  
Posted by NPO法人わかやま市民自治ネットワーク at 07:15公開討論会・合同個人演説会

2009年11月02日

NPO法人格取得記念フォーラムについて

 2006年2月20日、和歌山県内で公開討論会を推進している「わかやま市民自治ネットワーク」(橋本雅史理事長)がNPO法人として認証された。
 リンカーン・フォーラムの地域支援組織がNPO法人認証を取得したのは、NPO法人リンカーンフォーラム北海道(特非)日本政策フロンティアに続き、3件目。

また、これを記念して、以下のフォーラムを行いました。

◎              ◎             ◎             ◎

<わかやま市民自治ネットワーク NPO法人認証記念フォーラム>
 ●日時 3月12日(日)午後3時半~5時半
 ●会場 和歌山市あいあいセンター
 ●テーマ「市民と選挙ー選挙制度の課題と期待ー」

 ●出演 公明党和歌山県本部(代表 西 博義 氏)
       社会民主党和歌山県連合(代表 野見山 海 氏)
       自由民主党和歌山県支部連合会(会長 世耕 弘成 氏)
       日本共産党和歌山県委員会(下角 力 氏)
       民主党和歌山県総支部連合会(代表 岸本 周平 氏)
 ●コーディネーター:足立基浩氏(和歌山大学経済学部助教授:わかやま市民自治ネットワーク理事)

 (肩書きは当時)

 当日は雨天だったものの、参加者は50人ほどこられた。  
Posted by NPO法人わかやま市民自治ネットワーク at 17:09Comments(0)実施報告

2009年11月02日

”模擬”新宮市長選挙2009について

 10月25日投開票された新宮市長選挙にあわせ、自治ネットでは前日の24日に現地に赴き、”模擬”新宮市長選挙を実施した。

↑新宮駅頭の”模擬”投票所

↑実際投票した生徒に対しての”出口調査”
 今回の目的は、過去3回の選挙で模擬選挙を実施したが(06年知事選、07年参院選、09年衆院選)実施場所がすべて和歌山市のみであったため、県全体に模擬選挙を広めるためとともに、今後の展開に必要なデータ収集のためである。また、今回の市長選は総選挙後初となる本格選挙。保守王国と言われた和歌山において、先の総選挙で民主2勝し、その後の民主党政権で未成年にとって意識がどうなのかを知るためでもある。

 そして結果は
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Posted by NPO法人わかやま市民自治ネットワーク at 15:15Comments(0)未成年模擬選挙

2009年11月02日

成人年齢引き下げに関するアンケートについて

 今回の未成年”模擬”衆議院選挙2009では、自治ネット独自の取り組みとして、JR和歌山駅頭およびきのくに子どもNPOで参加してもらった未来の有権者全員に成人年齢引き下げに関するアンケートを行った。
 これまで報道各社が行ってきた世論調査の対象は、対象者が20歳以上に対して行われてきたものがほとんどであり、直接未成年者に対しての世論調査はあまりなかった。本来の直接の対象者であるにもかかわらず、なぜ世論調査がないのか。この問題に対して、自治ネット独自でアンケートを行った。

 質問文は
 『成人年齢引き下げの議論が最近行われるようになりましたが、あなたの意見をお聞かせください。』
 で、これに対する回答の選択肢は

 「成人年齢引き下げに賛成」

 「選挙権など一部の引き下げに賛成」

 「現状維持」

  の3択。そして、それぞれ理由も尋ねた。
  299人に質問し、その結果は  続きを読む
Posted by NPO法人わかやま市民自治ネットワーク at 11:00Comments(0)未成年模擬選挙

2009年11月02日

”模擬”衆議院議員選挙2009について(2)

 今回の模擬選挙でも投票理由を尋ねたが、模擬選挙の感想の代わりに今回は選挙権年齢引き下げに関するアンケートを行った。
 
 投票理由から見ると、  続きを読む
Posted by NPO法人わかやま市民自治ネットワーク at 02:00Comments(0)未成年模擬選挙

2009年11月02日

”模擬”衆議院議員選挙2009について(1)

 2009年8月30日投開票の衆議院議員選挙が行われたのですが、それにあわせての未成年”模擬”衆議院議員選挙2009を実施しました。


 
 これまでと違う点は、写真をみてもらえば分かりますか。これまではダンボールに銀色の紙を貼り付けた投票箱っぽいものを使っていたが、このときから本物の投票箱を使うようになりました。この投票箱は、実際に京都府のある町が使っていたもので、Yahooオークションで出品されたを落札しました。4箱合計2万強の金額で入札し、落札したものです。
 さらに、JR和歌山駅頭だけでなく、NPO法人きのくに子どもNPOに協力を呼びかけましたし、また模擬選挙を知らせるポスターを各地に掲示しました。

 そして結果は
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Posted by NPO法人わかやま市民自治ネットワーク at 01:00Comments(0)未成年模擬選挙

2009年11月02日

”模擬”参議院議員選挙2007について(2)

 このときの模擬参院選でも、未来の有権者が考えた投票理由や政治に対する期待・希望や模擬選挙の感想を書いてもらった。

 投票理由の傾向は

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Posted by NPO法人わかやま市民自治ネットワーク at 00:11Comments(0)未成年模擬選挙

2009年11月01日

”模擬”参議院議員選挙2007について(1)

 2007年7月29日投開票の参議院議員選挙が行われたのですが、それにあわせての未成年”模擬”参議院議員選挙2007を実施しました。

 

 ↑JR和歌山駅にて

 前回の知事選と違った点は、このときの選挙では公開討論会・合同個人演説会が開催できなかったことで、「なんとしても模擬選挙だけでも」という思いで投票日前日と当日の2回のみしかできなかったことで、参加者数がやや下回ったというくらいでした。また国政選挙ということで、全国32の学校と和歌山以外に5都県の街頭で実施しました。

 そして結果はこうなりました。


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Posted by NPO法人わかやま市民自治ネットワーク at 21:30Comments(0)未成年模擬選挙

2009年11月01日

”模擬”和歌山県知事選挙2006について(2)

 模擬選挙はただ候補者の名前を書いてもらうだけでありません。
 未成年者に選挙について関心を持ってもらい、考えるきっかけになることを目的にしたものです。本当の投票用紙には枠はないのですが、候補者を選んだ理由、政治に対する期待や希望、模擬選挙そのものの感想を自由に書いてもらい、これを含めてマスコミなどに発表します。
 このときの知事選での模擬選挙でも行いました。
 

 選んだ理由  続きを読む
Posted by NPO法人わかやま市民自治ネットワーク at 20:45Comments(0)未成年模擬選挙

2009年11月01日

”模擬”和歌山県知事選挙2006について(1)

 2006年11月30日から12月17日にかけて和歌山県知事選挙が行われ、それにあわせて、和歌山県内初の模擬選挙として、未成年”模擬”和歌山県知事選挙2006を実施しました。

 
 ↑JR和歌山駅にて

 このときの知事選は、前職が汚職事件に絡んでの辞職(その後逮捕)したことに伴う出直し選挙。県内外で注目されたものの、「政治は汚い」というマイナスイメージがつき、そのことで若者の選挙離れするのではないかと危惧していました。こうしたダーティーなイメージを払拭させるため、また若いときから政治・選挙について感心をもってもらい、投票率アップさせたいという思いから、実施しました。

 有効票数/投票総数がそれぞれ、174票/188票でした。、
 そして結果はこうなりました。  続きを読む
Posted by NPO法人わかやま市民自治ネットワーク at 20:00Comments(0)未成年模擬選挙

2009年11月01日

Q3:模擬選挙の注意点は?

A3.
 ・実施にあたっては公正性、中立性に留意し、特定の候補者・政党への支持・不支持や政治的思想の誘導・排除を行わない
 ・実際の選挙に関与しないようにする
 ・公職選挙法をはじめ、関連法令の遵守
 ・模擬選挙の集計結果は、本選挙の票数が確定するまで(選管発表があるまで)は一切公表しない
 公職選挙法に違反しないように留意する(特に、公職選挙法第138条の3「人気投票の公表の禁止」

  
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2009年11月01日

Q2:模擬選挙の目的は?

A2.
 1:民主主義を体感
   政治に対する関心を高め、それまで知らなかった地域の課題、社会的な問題に気づき、考えるきっかけとなり、社会の一員としての責任と自覚を感じます
 2:有権者を育てる
   実際の選挙と連動した模擬選挙を通じて、誰も教えてくれない投票方法や立候補者・政党などの選び方を学びます
  3:投票率UP
    “政治”についての対話が家庭や地域で生まれ、実際の有権者(保護者、兄・姉など)に対する投票の働きかけにつながります  
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2009年11月01日

Q1:未成年”模擬”選挙とは?

A1.
 未来の有権者である19歳以下の若者が、実際の選挙日程にあわせて、実際の選挙の立候補者または政党(国政選挙における比例区)に対して記名投票を行うものです。
 アメリカやコスタリカなどでは民主主義を教える題材として学校の授業の中で行われ、運営に当たってはNPO・企業・自治体などがサポートしております。
 日本でも、模擬選挙推進ネットワークが中心となって行われ、学校をはじめ、NPOや市民などが中心となって行われております。
  
  
Posted by NPO法人わかやま市民自治ネットワーク at 00:00Comments(0)未成年模擬選挙